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【就活生向け】「新卒応援ハローワーク」とは?特徴や利用するメリット、手順まで紹介

【就活生向け】「新卒応援ハローワーク」とは?特徴や利用するメリット、手順まで紹介就活

”ハローワーク”というと、「会社を辞めた人が行くところ」というイメージをもつ人が多いと思います。

ですがじつは、新卒の方を対象にしたサービスも行っており、それが「新卒応援ハローワーク」です。

この記事では、就活生向けに「新卒応援ハローワーク」がどのようなものか、その特徴や利用するメリット、手順までご紹介していきます。

「新卒応援ハローワークを利用してみたい」というときは、ぜひご覧ください。

◆「就活でオワハラにあったとき」、「内定を取り消されたのときの対応手順」を知りたいときは、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「オワハラ(就活終われハラスメント)とは?
・記事「採用の内定を取り消された…どうすればいい?

※この記事には広告が含まれる場合があります

「新卒応援ハローワーク」とは?

「新卒応援ハローワーク」とは?

まずは、新卒応援ハローワークがどのようなものか、基本情報をご紹介します。

「新卒応援ハローワーク」とは、就活中の学生などを支援する専門機関

新卒応援ハローワーク」とは、就職活動中の学生(大学院、大学、短大、高専、専修学校など)や、卒業後おおむね3年以内の人の就職を支援する、専門のハローワークです。

令和元年度(2019年度)には、全国の「新卒応援ハローワーク」で年間18.4万人もの学生に「内定」が出ています。
ちなみに、高校新卒者のハローワーク求人における就職内定者数は、約10万9千人でした。

厚生労働省が作成した、こちら↓の動画と資料で、「新卒応援ハローワーク」の概要がよくわかります。

「新卒応援ハローワーク」の特徴

「新卒応援ハローワーク」の特徴は、次のような支援をすべて無料で利用できることです。
(地域によって、内容に若干の違いがあります)

  1. 就職相談:企業の人事経験者やキャリアコンサルタントの有資格者など、多様な経歴を持つ「学卒ジョブサポーター」が、就職活動を個別にサポート
  2. 応募書類の添削:書類選考を通過できるよう、エントリーシート、履歴書、自己PR書などを添削
  3. 各種セミナー:職業適性検査を使った自己分析など、就職活動に役立つさまざまなセミナーを開催
  4. 面接対策:立ち振る舞いの練習もくりかえし、応募先を想定した模擬面接
  5. 求人情報:全国の求人情報を、専用の端末で閲覧可能
  6. 会社説明会:求人企業の会社説明会を随時、新卒応援ハローワークなどで開催
  7. 就職面接会:採用意欲の高い企業が集まる合同就職面接会を、年間を通じて開催
  8. ココロの相談臨床心理士等のカウンセラーが就活の不安や悩みの相談に対応

たとえば東京新卒応援ハローワークでは、こちら↓のようなセミナーが実施されています。

「新卒応援ハローワーク」は全国56ヶ所に設置

「新卒応援ハローワーク」は、全国56ヶ所に設置されています。

こちら↓のサイトを参考に、最寄りの「新卒応援ハローワーク」を確認してみてください。

「新卒応援ハローワーク」と「わかものハローワーク」の違いとは?

「新卒応援ハローワーク」と「わかものハローワーク」の違いは、次のように「支援の対象とする年代」です。

〈支援の対象者〉
新卒応援ハローワーク:新卒者や卒業後おおむね3年未満の人
わかものハローワーク:おおむね45歳未満の正社員就職を目指す人

「新卒応援ハローワーク」では”ジョブサポーター”が、「わかものハローワーク」では”就職支援ナビゲーター”が、一人ひとりの専任担当者として、継続的にサポートを行います。
またどちらでも、さまざまなセミナーを開催。

そして「わかものハローワーク」は全国に28カ所あります。
「わかものハローワーク」がない地域でも、「わかもの支援コーナー」や「わかもの支援窓口」の名称で、同様のサービスを行っている職業安定所もあります。

「わかものハローワーク」の支援を希望するときは、こちら↓で最寄りの窓口を確認してみましょう。

「新卒応援ハローワーク」を利用するメリット

「新卒応援ハローワーク」を利用するメリット

次に、「新卒応援ハローワーク」を利用するメリットをご紹介します。

[メリット①]求人票でくわしい労働条件がわかる

「新卒応援ハローワーク」を利用するメリットのひとつめは、「求人票でくわしい労働条件がわかる」です。

ハローワークの求人票は2020年1月から新様式となり、これまで「A4片面」だったものが「A4両面」に。
この変更で掲載する情報量が増え、求職者は情報をより細かく知ることができるようになりました

新様式は下図のとおりです。

細かくみていくと、たとえば表面右上の「賃金」欄では、基本給(a)がいくらで、定額的に支払われる手当(b)がいくらかがわかります。
さらに固定残業代がある場合はその金額(c)も。

月給なのか、通勤手当はあるのか、賃金の締日・支払日、育児休業や介護休業の取得実績までわかります。

なかには「ハローワークの求人は情報が少なくわかりづらい」と酷評するサイトもありますが、新しくなった求人票なら、会社の状況までよくわかり、選考のための情報としては十分といえます。

[メリット②]臨床心理士にココロの相談ができる

就活生の方はもう感じているかもしれませんが、就職活動・転職活動には、かなりの不安やあせりが生じます
そんなときに、”心の問題の専門家”である臨床心理士にココロの相談ができるのもメリットです。

臨床心理士などのカウンセラーを利用すると「他人に悩みを聞いてもらう」ことに、抵抗が少なくなります。
すると今後はたらくうえで思い悩んだときに、メンタルヘルスクリニックなどを受診しやすくなって、深刻な状態を避けられます。

無料ですのでぜひ利用して、悩みを聞いてもらいましょう。

ハローワークの求人は「ブラック企業」が多い?→求人数の多さの裏返しかも

「ハローワークの求人はおすすめしない」というウェブサイトでは「ブラック企業が多いから」と紹介していますが、これはホントウなんでしょうか。

たしかに僕も、ハローワークの紹介でブラック企業にひっかかりました。

しゅう
しゅう

正社員で入社したら「最初はバイトな!」と言われました。

40歳でバイトって…

ただこれは、ハローワークの求人数の多さ裏返しとも考えられます。
求人数が多ければ、どうしたってよくない企業の求人も増えるもの。

就活サイトならブラック企業がゼロとは言えませんし、ハローワークもブラック企業だらけとはいえません。

せっかくの多数の求人を、「ブラック企業がいるかもしれないから」と避けるのはモッタイない

求人票で労働条件をよく確認し、ハローワークの担当者に「この企業は辞める人が多くないか?」を聞いて、いい会社の内定を獲得しましょう。

「新卒応援ハローワーク」を利用する手順

「新卒応援ハローワーク」を利用する手順

記事の最後に、「新卒応援ハローワーク」を利用する手順をご紹介します。

[利用する手順①]初回:支援メニューの案内と就職活動の確認(30分ほど)

利用手順の初回は、直接「新卒応援ハローワーク」を訪れて、約30分ほどで支援メニューの案内と就職活動の確認を行います
服装や髪型は、もちろん普段どおりで問題ありません。

なお、「新卒応援ハローワーク」の利用には、ハローワークインターネットサービスへの求職登録が必要。
訪問前にパソコンやスマホなどで仮登録をしておくと、初回の手続きがスムーズになります。

ちなみに、大学2年生でも「新卒応援ハローワーク」を利用することは可能です。

仕事についての自分の適性や興味、今後の就職活動の進め方、業界・職種についての相談を希望するときは、利用してみましょう。
ただし、求人への応募はできません。

[利用する手順②]2回目以降:担当ナビゲーターに相談(予約制)

2回目以降の利用は、基本的に予約を行ってからの訪問となります。
担当ナビゲーターへの相談や、応募書類の添削など行ってください。

[利用する手順③]求人に応募する

「新卒応援ハローワーク」で希望する求人が見つかったら、応募しましょう。
求人票に記載された「応募・選考要領」どおりに、企業の人事担当者に直接連絡のうえ、本人が応募します。

ただし「ハローワークの紹介状が必須」の求人もあり、その場合は「新卒応援ハローワーク」で紹介状を発行してもらってください。

しゅう
しゅう

せっかくですから、応募前に書類添削や面接練習をうけることをオススメします。第三者に見てもらうと、レベルがぐっとあがりますよ!

まとめ:「新卒応援ハローワーク」と就活サイトなどの併用で内定を目指しましょう

この記事では、就活生向けに「新卒応援ハローワーク」がどのようなものか、その特徴や利用するメリット、手順までご紹介してきました。

「新卒応援ハローワーク」と就活サイト、就活エージェントなどを併用して、希望する会社の内定を目指しましょう。

◆「就活でオワハラにあった」、「内定を取り消された」ときの対応手順を知りたいときは、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「オワハラ(就活終われハラスメント)とは?
・記事「採用の内定を取り消された…どうすればいい?

〈こちら↓の記事もおすすめです〉
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参考文献

この記事では、下記の書籍を参考にさせて頂いております。

  • 書籍 池内恵介・著『ホワイト企業の選び方』同文館出版
「転職で失敗したくない!」という人は →
転職成功に必須のサービス紹介
「転職で失敗したくない!」という人は →
転職成功に必須のサービス紹介
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