会社ではたらいていると、
私の給料って多いのかな?少ないのかな?ほかの人は、どのくらいもらっているの?
という疑問がでませんか?
友人にも「給料いくら?」なんてなかなか聞けないので、気になりますよね。
そこでこの記事では、給料の金額・平均データの2019年分として、事業所規模・業種別・年齢別の平均給与や月給、賞与(ボーナス)まで解説していきます。
「みんなの給料額を知りたい!」というときは、ぜひご覧ください。
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【給料の金額・平均データ 1】平均給与:436万円で前年から微減
ここでは、国税庁の民間給与実態統計調査から、2019(令和元)年の平均給与についてご紹介します。
まず、給与所得者の平均給与は436万円で、前年から−1%の微減となっています。
正規・非正規でみると、正規(正社員)の平均給与は503万円で、前年とほぼ同額。
2013(平成25)年以降、わずかながら上昇をし続けてきましたが、ここにきて同額となりました。
非正規(パートタイマー、アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託など)については、平均給与は174万円。
正社員とは大きな差があり、さらに2019年はとくに男性の非正規が4.4%と大きく減少しました。
事業所規模別の平均給与・ボーナス:規模が大きくなるほど高額に
次に平均給与を「事業所規模別」にみると、規模が大きくなるほど平均給与が高額になることがわかりました。
事業所規模が「1~4人」では平均給与が308万円、「5,000人以上」では516万円と、その差は208万円です。
また、平均賞与(ボーナス)をみても、事業所規模が「1~4人」では17万円、「5,000人以上」では108万円。
その差は91万円と、やはり大きくなっています。
業種別の平均給与:「電気・ガス・熱供給・水道業」が最高額
「業種別」の平均給与では、「電気・ガス・熱供給・水道業」が824万円で最高額となっています。
平均給与額をランキングにすると、次のとおりで、業種によって、かなり給与額が変わることがわかります。
〈業種別の平均給与〉
1位:電気・ガス・熱供給・水道業(824万円)
2位:金融業,保険業(627万円)
3位:情報通信業(599万円)
︙
12位:サービス業(359万円)
13位:農林水産・鉱業(297万円)
14位:宿泊業,飲食サービス業(260万円)
また、平均賞与(ボーナス)も、「電気・ガス・熱供給・水道業」では151万円ですが、「宿泊業,飲食サービス業」では20万円。
じつに131万円の差、「宿泊業,飲食サービス業」の平均賞与は「電気・ガス・熱供給・水道業」の13%、約1割という額になりました。
「転職時に、どの業種を選ぶか」の大切さが、よくわかりますね
年齢別の平均給与:「55~59歳」がもっとも高く686万円
「年齢別」で平均給与をみると、「50~54歳」が最も高く525万円です。
男女別にみると、男性は「60歳未満」までは平均給与が上がっていき、686万円で最も高いのが「55~59歳」となっています。
ただし女性では、年齢別の差は、ほとんどありません。
勤続年数別の平均給与:「30~34年」がもっとも高く677万円
「勤続年数別」の平均給与では、「30~34年」がもっとも高く、677万円です。
男女別にみると、男性は「35年未満」までは平均給与が上がっていき、754万円で最も高いのが「55~59歳」となっています。
女性では、「30年未満」までは勤続年数が長くなるほど平均給与も高くなり、「25~29年」が452万円でもっとも高くなっている。
【給料の金額・平均データ 2】月給:307,700円で過去最高
ここでは前項とはべつに、厚生労働省の賃金構造基本統計調査から2019年の「毎月の給与(月給)」について、みていきましょう。
まず2019年の月給は、307,700円で前年比0.5%増となり、過去最高となっています。
ただし平成10年頃からはほとんど変化しておらず、わずかな上昇額です。
女性は過去最高となっていますが、男性については平成13年の34万円を超えられませんでした。
学歴と月給:男女とも「50~54歳」の大学・大学院卒がピーク
次に、「学歴」と月給の関係をみると、男女とも「50~54歳」の大学・大学院卒がピークとなっています。
また男女とも、大学・大学院卒の賃金カーブのかたむきが大きく、とくに男性はその傾向が大きくなっています。
また学歴での平均月給は下記のとおり。
高校卒 | 高専・短大卒 | 大学・大学院卒 | |
---|---|---|---|
男性 | 292,900円 | 314,900円 | 405,000円 |
女性 | 214,600円 | 260,600円 | 296,400円 |
男性の「高校卒」が、女性の「高専・短大卒」よりも高い月給になっていますね
都道府県別の月給:全国平均よりも高いのは4都道府県のみ
「都道府県別」の月給をみると、全国平均(307,700円)よりも高いのは、東京都・神奈川県・愛知県・大阪府の4都道府県のみでした。
もっとも高いのは、東京都で379,000円。
逆にもっとも低いのは、青森県で239,000円で、その差は14万円となりました。
【給料の金額・平均データ 3】賞与(ボーナス)の平均額:70万円で前年から微増
次に、賞与(ボーナス)の平均額をみると、年間70万円で前年から0.9%の微増でした(国税庁の民間給与実態統計調査より)。
夏季賞与・年末賞与の支給状況:どちらも前年微増
厚生労働省の毎月勤労統計調査によれば、夏季賞与は前年比4.7%増の383,879円、年末賞与は前年比1.0%増の389,926円となりました。
また、産業別でみると、やはり「電気・ガス業」が1位で75万円、もっとも少ない「飲食サービス業等」は7万円ですから、その差は68万円ととても大きくなっています。
まとめ:給料の金額・平均は産業・事業で大きく違います、転職時の参考に
この記事では、給料の金額・平均データの2019年分として、事業所規模・業種別・年齢別の平均給与や月給、賞与(ボーナス)まで解説してきました。
給料の金額・平均は、産業・事業で大きく違うことがわかりましたね。ぜひ、転職時の参考にしてください。
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