休み明けに仕事に行くのが怖い…。
こう悩んでいる方に向けた記事です。
いったん考え込んでしまうと、休みも楽しくなく、毎日がツラいですよね。
そこでこの記事では、「休み明けに仕事に行くのが怖い…」という方に試してほしい、不安を減らす3つの方法をご紹介します。
また記事の後半では、休み明けの仕事が怖くなくなる”休みの過ごし方”と”毎日の過ごし方”も解説。
悩みながら働く、20代・30代・40代・50代の方、さらに男性・女性すべての方に伝えたいメッセージです。
自分の次のような経験を生かして、「休み明けに仕事に行くのが怖い…」という悩みが解決する記事となっています。
- 派遣会社の人事部で働き、メンタルヘルス対策にも携わった
- 正社員の転職を5回くり返し、WEBライターとして独立した
「日曜の夜まで、休みを楽しめるようになりたい!」というときは、ぜひご覧ください。
「休み明けに仕事に行くのが怖い…」ならコレを試して!不安を減らす3つの方法
まずは、不安についての情報と、「休み明けに仕事に行くのが怖い…」ときに試してほしい、不安を減らす3つの方法をご紹介します。
前提:誰にでも不安はあるが、漠然とした不安は元気を奪う
まず、前提として知ってほしい「不安についての情報」がこちら。
- 人間は、不安があるからこそ種を守ってこれた
- 脳には、放っておいても勝手に不安になる習性がある
- 「原因がわかっていない漠然とした不安」は、当事者では発見しにくいストレスで、どんどん元気を奪ってしまう
参考:本『科学的に元気になる方法 集めました』
誰でも不安を持ち、しかもその不安は「脳のせい」ということです。
不安になるのは「脳のクセだ!」と思うと、ちょっと楽になりませんか?
ですが、今回取り上げる「休み明けに仕事に行くのが怖い…」といった漠然とした不安が続くと、元気が奪われてしまいます。
そこで、不安との付き合い方の第一歩として、こちらを紹介しています。
このように、「不安をなくす方法」は科学的に判明しています。
くわしい方法は以下でご紹介していきますので、ぜひ試してみてください。
◆「仕事のやる気が出ない」なら、記事「「完全に仕事のやる気を失った…」ときに試してほしい3つのコト!」で対処法をご紹介しています。
〈不安を減らす方法①〉「不安だ」と思うことを書き出す
「休み明けに仕事に行くのが怖い…」ときに試してほしいこと、1つめは「「不安だ」と思うことを書き出す」です。
ノートとペンを準備して、ひたすら「自分が不安と思っていること」を書き出しましょう。
書き出すときのポイントはこちら。
- 「こんなことで悩むなんて、自分は小さい人間だな」などと考えず、とにかく頭に浮かんだことをすべてメモする
- 罫線つきのノートの左側ページだけを使い、1行に1項目を書いていく
たとえばこんな感じで、考えつく限り書いてください。
どんなに細かいことでも、下らないことでもメモします。
- 上司に怒られないか
- 仕事がうまくできるか
- 月曜の朝に起きられるか
- 今月の生活費が足りるか
- 彼女(彼氏)ができるか などなど…
終わったら、書き出した項目を見てみましょう。
するとこの時点でも、けっこう頭がスッキリしているのではないでしょうか?
悩みが言語化できた時点で、8割は解決したも同然と言われます。
「まだ不安が強い」ときは、次に行きましょう。
〈不安を減らす方法②〉今できることを見つけて実行する
「休み明けに仕事に行くのが怖い…」ときに試してほしいこと、2つめは「今できることを見つけて実行する」です。
実行するための手順は、次のとおり。
- 書き出した不安が、次の①~④のどれにあたるか考えて、不安ひとつひとつに①~④のどれかを記入する
①すぐにできること、②すぐにできないこと、③自分でできること、④自分でできないこと - 書き出した不安のなかで、①と③に該当する不安について、今できることを見つける
- ①と③に該当した不安のなかで、「最も不安だ」と思うことや「今すぐできること」から順に、今できることをやっていく
たとえばこんな感じで、ノートの右側に書き込んでいきます。
- 上司に怒られないか:②・④(やるべき仕事はやっているはず)
- 仕事がうまくできるか:①・③ → プレゼンが不安なので、資料を読み返す。「上手なプレゼンの方法」といった本を買って、読んでみる
- 月曜の朝に起きられるか:①・③ → スマホのタイマーセットして、念のため目覚まし時計もセットする。早めに寝る
- 今月の生活費が足りるか:①・③ → 家計簿をつくって、収支を計算してみる
- 彼女(彼氏)ができるか:①・③ → 外見をみがく(ジムで運動する、美容室に行く)
上記3のタイマーセットなんかは、すぐ出来ますよね。
あとは2の本を買いに行くついでに、5の美容室に行くことも。
このように「今やること」を書き出して実行すると、「今・ここ」に集中できます。
疲れていると、面倒に感じるかもしれませんが、この方法は効果的!ぜひ試してみてください。
なお、「どうにも疲れて、不安を書き出すこともできない…、ツライ…。」というときは、次の方法を試してみましょう。
〈不安を減らす方法③〉誰かに相談する(解決はしなくてもOK)
「休み明けに仕事に行くのが怖い…」ときに試してほしいこと、3つめは「誰かに相談する」です。
相談するときのポイントはこちら。
- 「悩みや不安を吐き出す」ことが目的なので、解決はしなくてもOK
じつは、仕事の悩みが相談できない人のなかには、
相談しても、どうせ解決しないんじゃない…?
という人が多いようです。
ですが「相談すること」には次のようなメリットが。
相談のメリット
『ストレスフリー超大全』(樺沢紫苑・著)より
1 ガス抜き効果 ストレスが発散される。気分がすっきりする。
2 不安の減少 扁桃体の興奮が抑制される。言語情報は、扁桃体の興奮を抑制する。
3 悩みの整理 筋道立てて話すことで、話が整理される。
4 言語化 現状、原因、診断などあいまいな点がはっきりする
5 解決法の発見 話が整理されることで自分で対処法に気づく。
6 プロのアドバイス 専門家によって解決法がもらえる
問題が解決しなくても、上記1~5の恩恵を受けられるのです。
相談できる人がいないときは、「専門機関を利用する」という方法もあります。
悩みごとのおすすめ相談先はこちらですので、ぜひ利用してみてください。
- 「職場のことを専門家に相談したい」ときは、
→一般社団法人ボイス(無料で相談できます) - 「労働問題についてくわしい弁護士などを紹介してほしい」ときは、
→相談サポート(無料で相談できます) - 「カウンセラーにオンラインで相談したい」ときは、
TALKFULLNESS(無料カウンセリングが可能です) - 「精神科医・心理士にカウンセリングをしてほしい」ときは、
→かもみーる(有料ですが、精神科医のオンライン診療は保険対応です)
◆「仕事の悩みを相談するメリット」は、記事「仕事の悩みが相談できない人に」でくわしくご紹介しています。
◆「仕事ができない原因と対策」は、記事「「仕事ができなくてつらい…」ときに試してほしいこと!」で対処法をご紹介しています。
休み明けの仕事が怖くなくなる”休みの過ごし方”
次に、休み明けの仕事が怖くなくなる”休みの過ごし方”のご紹介です。
前述の「不安を書き出す~相談する」を実行したうえで、”そのほかにやってほしいこと”となっています
前提:”頭と体のどちらもしっかり休む”ことが重要
”休みの過ごし方”の前提として知ってほしいのは、「”頭と体のどちらもしっかり休む”ことが重要」という点です。
部屋でゴロゴロしていると、体は休めます。
ですが「休み明けの仕事辛いな…」など考えていると、頭は休めていません。
これでは、正しく休息できていません。
くわしくは、精神科医 樺沢紫苑先生の動画で、わかりやすく紹介しています。
しっかり休息をとるために、”頭と体のどちらもしっかり休む”ようにしましょう。
〈休みの過ごし方①〉起きる時間を平日と同じにする
休み明けの仕事が怖くなくなる”休みの過ごし方”、1つめは「起きる時間を平日と同じにする」です。
休日だからといって、昼過ぎまで寝てしまうと、次のようなことが起こります。
- 体内時計がずれる → 平日が「寝不足の状態」になってしまう
不安をなくすためには、頭と体を元気にするべき。
寝過ごすと、それだけで寝不足状態ですから、頭も体も不調になってしまいます。
起きる時間を平日と同じにして、体調をととのえましょう。
〈休みの過ごし方②〉楽しめることをやる
休み明けの仕事が怖くなくなる”休みの過ごし方”、2つめは「楽しめることをやる」です。
「楽しめること」をやれば、不安を感じている時間がなくなります。
ですがおそらく、「休み明けに仕事に行くのが怖い…」と不安になる人は、「楽しめること」がないと思われます。
「楽しめることがある人」は、今楽しいことに集中するので、「休み明けのこと」など考えないから。
まずは「楽しめること」を見つけましょう。
見つけるためのポイントはこちら。
- 考えてもわからないので、面白そうなことはとりあえず体験する
- 友人に誘われたら、とりあえず乗ってみる
「体験する」ことが重要です。
人は体験してはじめて、「好きか嫌いか」がわかります。
100個ためして、1個でも「続けられる楽しいこと」が見つかればOK!どんどん試しましょう。
◆「なぜ体験が重要なのか」は、記事「「自分がどんな仕事をしたいかわからない…」ときはどうする?」でくわしくご紹介しています。
連休明けの仕事が怖くなくなる”毎日の過ごし方”
記事の最後に、連休明けの仕事が怖くなくなる”毎日の過ごし方”をご紹介します。
〈毎日の過ごし方①〉”今を楽しむ”を心がける
連休明けの仕事が怖くなくなる”毎日の過ごし方”、1つめは「”今を楽しむ”を心がける」です。
前述の「楽しめることをやる」でもご紹介しましたが、「休み明けに仕事で怒られるんじゃ…」と悩む人の多くは、先のことだけ考えています。
意識は「休み明け」に集中してしまい、「今」のことを考えていません。
よく「過去のことばかり考えると後悔して、未来のことばかり考えると不安になる」と言われます。
あえて意識して「今を楽しもう」としましょう。
そのために、「不安を書き出す~相談する」と「楽しめることを探す」をしっかり実行してください。
〈毎日の過ごし方②〉睡眠をしっかりとる
連休明けの仕事が怖くなくなる”毎日の過ごし方”、2つめは「睡眠をしっかりとる」です。
睡眠・運動は、健康のために欠かせません。
健康が損なわれると、気分が落ち込み、不安になることも…。
ですから、できるだけ飲酒など「睡眠の妨げになること」は避けて、よい睡眠を取りましょう。
〈毎日の過ごし方③〉適度に運動をする
連休明けの仕事が怖くなくなる”毎日の過ごし方”、3つめは「適度に運動をする」です。
前述のとおり、睡眠・運動は、健康のために欠かせません。
しかも、運動をすると脳も鍛えられます。
すると、「仕事がうまく進められる」ようになるため、結果的には「仕事の不安」をなくします。
「楽しめること」になるかもしれませんので、ぜひいろいろなスポーツも試してみましょう。
〈毎日の過ごし方④〉不安を解決できることを実行する
連休明けの仕事が怖くなくなる”毎日の過ごし方”、4つめは「不安を解決できることを実行する」です。
前述の「不安を書き出す~実行する」で書き出した「今できること」を、どんどん実行して減らしていきましょう。
このとき、実行した項目を線で消していくと、「お、自分もガンバってるな」と思えて、自信もつきます。
- 上司に怒られないか:②・④(やるべき仕事はやっているはず)
- 仕事がうまくできるか:①・③ →
プレゼンが不安なので、資料を読み返す。「上手なプレゼンの方法」といった本を買って、読んでみる - 月曜の朝に起きられるか:①・③ →
スマホのタイマーセットして、念のため目覚まし時計もセットする。早めに寝る - 今月の生活費が足りるか:①・③ →
家計簿をつくって、収支を計算してみる - 彼女(彼氏)ができるか:①・③ →
外見をみがく(ジムで運動する、美容室に行く)
「次に何をすべきか」もわかりやすくなるので、ぜひお試しください。
また、「転職したい」と考えている方には、記事「失敗しない転職先の探し方」でも紹介する転職エージェントの利用がおすすめ。
イチ押し転職エージェントはこちらです。
- doda(デューダ)エージェントサービス(転職者満足度No.1のサービスです)
- リクルートエージェント(転職者支援実績No.1のサービスです)
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◆「20代向けのおすすめ転職エージェント」は、記事「【20代向け】おすすめ転職エージェントはコレ!」でご紹介しています。
おすすめの派遣会社なら、こちらです。
◆もし「仕事ができないから辞めたい…」という悩みもある、記事「「仕事ができないから会社辞めたい」はNG!」でアドバイスをご紹介しています。
まとめ:「休み明けに仕事に行くのが怖い…」なら、まず書き出しましょう
この記事では、「休み明けに仕事に行くのが怖い…」という方に試してほしい、不安を減らす3つの方法をご紹介。
また記事の後半では、休み明けの仕事が怖くなくなる”休みの過ごし方”と”毎日の過ごし方”も解説しました。
何もせず、ただ悩んでいると、心が病んでしまいます。
ぜひ記事を参考に、「休み明けに仕事に行くのが怖い…」なら、まず書き出して、不安を消していきましょう。
- 「職場のことを専門家に相談したい」ときは、
→一般社団法人ボイス(無料で相談できます) - 「労働問題についてくわしい弁護士などを紹介してほしい」ときは、
→相談サポート(無料で相談できます) - 「カウンセラーにオンラインで相談したい」ときは、
【TALKFULLNESS 】(無料カウンセリングが可能です) - 「精神科医・心理士にカウンセリングをしてほしい」ときは、
→かもみーる(有料ですが、精神科医のオンライン診療は保険対応です)
参考文献
この記事では、下記の書籍を参考にさせて頂いております。
- 書籍 堀田 秀吾・著『科学的に元気になる方法 集めました』文響社
- 書籍 枡野 俊明・著『心配事の9割は起こらない』三笠書房